2017/03/08

冬眠



まちの灯りは
ゆらゆらゆらゆら

さまようように

向こう側の世界で

またたいている

穏やかな川面と
わたしの瞳に
そうっと映って
それぞれが
それぞれの表情になる

だんだんと日も永くなり
わたしの孤独もわくわく揺れる

やがて
草木や動物たちも
布団のなかにもぐりこみ
ひそひそとなにかを企てながら
つぎの新しいわたしにむかって
元気よく話しかけてくれる

もうすぐやってくる季節には
そう感じられたらいいな





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