POET-H3PO4 ~化合物の詩~
自作詩を坦坦と味気なく投稿していきます。新しい詩の形を求めて試行錯誤の日々の足跡。
2017/02/06
ねぇ。
ねぇポータブル。
君は
もう
此処には
いないんだ。
化石だ。
堆積物だ。
土に彷徨う精霊だ。
今に分かるさ。
ねぇポータブル。
信じたくないのかもしれないが、
君は
もう
21世紀の
地層には
存在しないんだ。
get out.
” portable ”
I’ll never forget you.
安らかに。
.
少年よ!
< 合成されたはしゃぎごえが聴こえる!>
たった二人の
他愛ない関係の中へ
ため息を吹き込まないように
道を変えて歩いてゆく
少年がいた
< 合成された口笛が聴こえる!>
ひび割れた土に
根をおろし
泡のような蕾が育つ木を
じっと眺めている
少年がいた
< 合成された歓声が聴こえる!>
時化った海の
底の底まで
あらゆる種子を沈めて
すべてを投げ出す
少年がいた
少年よ、すべての少年に告ぐ!
諸君の胸の中から放たれる
すべてのため息、嘆き、痛み、怒り、かなしみ、孤独、失望、諦め
それらのすべての声は
一つとして改変されたものではない
聴け!
諸君の胸の中から放たれる
宇宙の始まりからつづく、その響きを!
少年よ、すべての少年に告ぐ!
諸君がこの世界に向けて放つすべての声には
宇宙の始まりの響きがこめられている!
決して合成されたものではない!
少年よ!
.
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吹雪にさよなら
つめたい音 の 降った なら この世の中 には あり、余る。 あついお湯 とか ミルク とか あげる、や 欲しい、も あり、余る。 いなくなったり まだいた り。 「それは雪。 これはわたし。」 いまはどちらも いりません。