2017/09/25

2017/09/23

#SCENARIO




一点を
見つめなければならない。

一点の中へ
飛び込まなければならない。

その一点の中に存在する
途方も無いシナリオのために。



2017/09/19

この虚しいひととき




こころには限界があリました
暗闇の中に広がっている世界を
こころで補うことはできませんでした

暗闇を照らすために
ぼくは太陽の光を待つしか
ないのですか

なんて暖かな光炎でしょう
なんて清らかに死を運び給うのでしょう
このぬくもりはまるで
よどみない処刑台です
待たざる者にも降り注ぎ
待つ者にもそれは
奇しき光

ぼくははふと
あの雲が消えてしまうことを
強く願っています
でも
この虚しいひとときに
ぼくは罪人になる
そのための処刑人もまた
ぼくしかいません

けれどぼくは
ぼくは
ほんの小さなランプでさえ
どうしたらつくれるのですか



2017/09/15

雨粒になった景色たち






ぼくは彼らが
いくつもの景色を見落としてきたのを知っている。
彼らには
ぼくが見落とさなかった一瞬を描写できない。

ぽつりぽつり、、、
こつりこつり、、、
ぽつりこつり、、、
こつりぽつり、、、

目をつむれば
全てが透明になってしまう。
透明になった地面のいたるところには
雨粒のように脱ぎ捨てられた雫が転がっている。
彼らはこう言う。
「やがて気化して海に還るのだろう。」
「彼方に浮かぶ故国という海へ。」と。
どうやら彼らはその雫に
幾億年のロマンを重ねているらしい。

けれど彼らには初めから
雫など見えていない。
彼らはこの場所まで盲目で歩いてきた。
彼らの一歩には
極彩色の雫が一滴滴り、落ちてゆく。
彼らにはこの一滴を葬ることなどできない。
けれど彼らにとってこの一滴は
ただ気化するだけの雨粒でしかない。

雨空、、、

雨空の下の鈴虫たちは隠れた月を見上げて
きっといつか届くことを知っている。
その憧れは久遠の調べとなって現れる。
人々に静寂が訪れる時
小さな異世界が草むらに轟く。

「宇宙はこんなところにも落ちていた!」
鈴虫たちがぼくに見えなかった月をくれた。

なんて尊いひかりだろう。
なんてはかない夜だろう。
気づく前から絶望する人なんていないさ。
それは彼らもぼくも同じことさ、、、

冷たそうな秋の燈、、、

彼らは一瞬のほとんどを
冷たく燃やして捨てている。
灰になった景色はどこへ?
海へ?
空へ?
誰かの優しいこころの底へ?
否、どこにも、、、
どこにもありません。
灰になった景色はもうどこにもありません。
それはただなくなるばかりなのです。
痕も形も無いのです。
こころが堰き止めてもくれないのです、、、

「この広い宇宙、
 きっとどこかにあるかもしれませんよ!」

「いいえ、ないのです。
 隅から隅まで照らしてみても
 もうどこにもないのです。」

彼らが見落としてしまった一瞬を
ぼくは集めることなどできません。
だからそれと同じことなのです。
彼らはぼくが見落とさなかった一瞬を
集めることなどできません。
彼らはそれを
見落としてしまったのですから。



2017/09/12

収rain。




一杯の水に感動できればいいや。

それがまた次の感動を呼んでくれ。

欲張りなやつださ、ほんとに。

えぇ、雨がふってら。

外でたくねぇや。

まぁいいか。

雨だし。

な。



2017/09/09

[dive.]





ひび割れた地面の底へ
[dive.]する。
たどり着けば、微世界が現れる。

ある小説家。
「小さな虫だけが
 落ち葉の上を歩けるだなんて
 馬鹿げているんだ!」

そら!お前!
喀血したガスを見よ!
やがてお前のカンバスを奪い去り
鮮やかな空想を渇望させるもの!
doctor![ドクトル!]

最愛なる罹患者たちよ!
その霞んだ樹皮を開け放ち
緑の風を吸え!
新鮮な果実にも似た水を浴びろ!
ささやかな光を求めよ!
あぁ、この変転するゼリーの紺碧のように、、、

[knife.]
矛盾した存在を裁くもの。
また
野性を信じる者の愛玩具。
また
慈愛が酸化させてしまうもの。

だから、、、
[humanity.]
種子を蒔け。
お前はきっと
果実を見る。

その時のために
微世界へ
[dive.]