2017/03/22

ハイウェイ



わたしが歩かなくとも
流星群は降り続ける。

冷たい風上の橋に向かって
わたしは回送のバスになる。

すべてを置き去りにすることしか知らない
白痴の逃亡者のように。

後戻りするには進みすぎた。
あぁ、行くしかない。

「タオレルコトガデキナイナラバ
 アルキツズケルシカ ナイノデスヨ。」
わたしのなかの夜鳥が鳴く。

そうです。
この道だけが本物なのです。
あれこれ思案せずとも
わたしは片道切符なのです。




噛むよ。



噛むよ。

何を?
どうして?

そうだよ、もうすぐだからだよ。
あたらしいぬくもり。

もうじっとしてはいられないよ。
口いっぱいに花が咲き乱れるよ。

どうしようか。
ねえどうしようか。

こんなにも空気が美味しいのに
なぜに眠たくなるの。

おうい、そこの物好きな誰か。
私の目覚まし時計に
なってくれないかい。
ねえ、誰かおくれよう。