2017/03/01

地団駄小僧



あられをむさぼるような朝


地団駄小僧が旅に出る

握った飯などてんで気にせず

まったく偉大なたてがみだ

嵐が過ぎりゃあそこらの公園

湖水が大きくなるもんで

小僧がじゃぶじゃぶ遊びふけって

怒らりゃせんよと日が暮れる

今頃となりの横丁のぞけば

おにが盗まれ樽が割れ

老若男女の祝杯きこえて

どどんどどんと地鳴りのごとくに

愉快な神輿があがります

(やっぱりヨルは
 こうしてヨルは
 あってほしいものダナ)

まるできれいな星化粧のしたで

昔話に出てくるように

つんとするよなかなしみぶら下げ

裸足のまんまの地団駄小僧は

古代のろまんを探しています

まあるいお月もつっけんどんどん

小僧を讃えてくださいな

そうすりゃ時代のご飯もウマくて

うつつか夢かを迷わなくても

小僧はぐっすり布団の地球で

あしたの顔して眠るんですから