2017/03/30

ロンド






ぼんやりと たゆとう炎はひとり 

星の谷間で
じっとしながら

Poplar riverを 聴いていた。


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--------------- あの三角形は、なんという民族だらうか。






「とおい昔に
彼らもあなたと同じやうに考えて
口笛を吹いたりなんかしながら
この道を歩いていたのです。
それはこれから生まれてくる
未来のあなたたちもきっと
そういふ約束なのです。」





、、、さっき下車したところから
   この川をたった一つ
   へだてただけなのですよ。
   それだのにこんなにもしづかになるなんて
   まったく肯ぜられません、、、




、、、japonjapon、、、ざざぁ、、、




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ぼんやりと たゆとう炎はひとり

星の小舟で
しんとしながら

Poplar riverを 聴いていた。


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--------------- ほーぅバサァ、るくーるる、うわんごとん
japon、、、
      ぺとぅぺとるん、ちぃかぷぅ、わくぅわくぅ
japon、、、
      ほーぅバサァ、るくーるる、ざっざぁおわぁ
japon、、、

、、、、、、うわんごとん、、、japon、、、



(ゴンドラのように川がながれる)

、、、鳥かい、それとも魚かい。
   いま飛び跳ねたらう。
   そうだね、うん、さよなら。   
   日が暮れる前に言ひたかったけれど
   忘れてしまっていたよ。
   だから今言ふよ、ありがと。
   もうすっかりよるだね。うとうとするよ。
   だからみんなおやすみなさい、、、
   おやすみなさい、、、
   

、、、japonjapon、、、ざざぁ、、、
うわんごとん、、、japon、、、




2017/03/29

無題







誰がために ならぬものかな このわれに 幾夜ものぼる 一握の夢!





無題






木の枝を 針金のやうに 感ぢた日 青の野原に 春かすみたつ




2017/03/28





わたしの代わりに生きられるという人が

まずは
あの崖から
飛び降りてみよ。

I don`t care who you are.

If you can play the role of me,

first jump-off that cliff with nothing on.








2017/03/27

kilai




、、、だっ
      
    てね。

  


   き みは
     い
     ま、
     





     の
     笑
     顔
     を
ひとつ
     す 
     く
     ってさ、
食べ
     も
しな 
 い  


     で       「ス


              テ   タ。」


じゃ
 
 ない か  。。。



    

    だ
      け

         ど ね。


く。。。。


み                   に



  」:;;・。。。kilai   だ。」な
                 
んて___
「」

  (   )  い
         え
     (     )
”ない(      )










無題






咲いていれば こうは思わぬ 「この空の 薄紅こそが 花ぞなりける」と。





無題







水盤の もうひとつめの 国のやうに 透きとほるよな 血を持ちたし





無題







瓦斯管に 吸い込まれたる この世をば 飛び降りたくも なりし春暁




無題






ちはやぶる 風がごうごう 流れてく 冬もざあざあ 流れてく  




2017/03/26

ほんたうのひかり




ずの
   




       ほしが
          _んだね


きみ、
ほんたうのひかりを
__さなひでよ。



2017/03/25

P・T・Bottle からの遺言




「ペットボトルは
口を塞いだままだと潰すことはできない
しかし口を開けて中身の空気を外に出した状態にしておけば
簡単に潰すことができる。」


 by P・T・Bottle.








無題




この雪は 宛先のない エアメール もらった途端に 消えてしまうよ




2017/03/24

展示




たまに地下鉄の
連絡通路なんかに展示されている
子供達によって描かれた
いくつもの絵を

ぼくは

少しでも
立ち止まって
眺めてあげることもできず

人の波と
同じリズムで
足取りを揃えて
通り過ぎては

ひとりだけ
ひとりだけ

夏の花火のように
儚くなってしまうんだね。





無題






あぜ道の さふいうような くわんしょくが あの子はとっても 好きなのでせう




2017/03/23

冬の蜘蛛




いずれにせよこの場所に
真夜中に迷い込んできたあの蜘蛛は
少なくとも今日は潰されずに済んだんだね。

ぼくが一生懸命になって
今までどれだけの喜びを得たとか
どれだけの罪を犯しただとか
それがどんな風なものだったとか
そんなことを知らない誰かと比べ合っている間にも
あの蜘蛛は小さな体を使って
どこかぼくなんかには見えないようなところで
大きな巣でもつくっているんだろうか。
それともまるですっかり割れた風船みたいに
ぐしゃぐしゃになってしまっているんだろうか。

ぼくは今日こんなにも美味しいオレンジを食べたけれど
そしてこのオレンジはとっても甘くて冷たかったのだけど
やっぱりあの時計の針は止まってくれはしないし
まして逆向きに回ってくれもしないだろうし
月だって雲に隠れて最後らしい雪も降り積もるんだろうし。
クッションも変てこに重なり合ってしわくちゃになるし
机からは新聞紙が今にも落ちてしまいそうになっているよ。

だからとてそれらが全部時の流れの仕業だってことを
すっかり見て見ぬ振りをしてはいけないんだものね。

ああこんな時には本当にテレビなんか見たくもないし
世界がこんなにも広がって奥行きを持って現れてきても欲しくない。
ぼくの中にせっかくつくりあげられたぼくだけの世界を
なにかどうしようもないくらい時代遅れの法律によって
まるで犯されでもしたかのように壊されたくはないんだよね。

けれどもそうは言ったってだよ。
「君は果たして君の世界は全く君だけによって
 あそこの河原に生い茂っている自然林のように
 勝手にうまれて出てきたんだなんて思っているのではないだろうね。」
ハハハハ、まさか。
たとえぼくの偏屈が何遍叩いても伸びない鉄だったとしても
ぼくはたったいま夜空に架かった虹の橋に誓ってそんなことはないと言うよ。

ところでそういう君の方は一体どうなんだい。
君はぼくに以前からこんなことを言っていたよね。
「やっぱりぼくと君は今日も結局この時間になると
 どこからともなく漂ってきて口の中を美味しくしてくれる
 このうつくしい匂いを嗅ぎながら別れることになるのだけど
 そのせいで僕たちがこんなにも言いようのない気持ちになるくらいなら
 いっそのこと最初っから僕たちは別れてしまうことを前提にして
 こうやって友達になるべきじゃなかったのではないだろうか。」
ハハハハ、冗談言いなさんな。
そんなことをばかり言っているから僕たちはいつまでたっても
ほんとうの約束っていうものを結ぶことができないんだよ。

たとえそれがどんなに辛いものだったとしても
それが過ぎ去ってしまえば、「ああなんてことなかったんだね」
そうきっぱりと言えるようにならなくちゃいけないって
さっきからパチパチと窓を叩く雪の粒だってそう言っているよ。

だから君はぼくのことをそうやって鏡越しに眺めて
その鏡越しのぼくに向かってうんざりするようなことはしないでおくれよ。
君はそれがぼくの方から見ても同じようなことになっているんだということに
気づいてくれていないんだろうか。

ああ僕たちはやっぱりそうなんだね。
僕たちはやっぱりこのままだと
永遠にほんとうの約束を結ぶことなんてできないということは
国境をまたぐこともできずに死んでしまう人たちがいるということくらいに
もう分かりきったことになってしまうんだろうかね。

だけどもせめてぼくだけは信じようよ。
ぼくが今まであんなにばかにしていた聖書の中にあるような言葉を
ああせめてぼくだけは信じようよ。
蜘蛛がこうやってせっかくこの部屋に迷い込んできてくれたんだから。







2017/03/22

ハイウェイ



わたしが歩かなくとも
流星群は降り続ける。

冷たい風上の橋に向かって
わたしは回送のバスになる。

すべてを置き去りにすることしか知らない
白痴の逃亡者のように。

後戻りするには進みすぎた。
あぁ、行くしかない。

「タオレルコトガデキナイナラバ
 アルキツズケルシカ ナイノデスヨ。」
わたしのなかの夜鳥が鳴く。

そうです。
この道だけが本物なのです。
あれこれ思案せずとも
わたしは片道切符なのです。




噛むよ。



噛むよ。

何を?
どうして?

そうだよ、もうすぐだからだよ。
あたらしいぬくもり。

もうじっとしてはいられないよ。
口いっぱいに花が咲き乱れるよ。

どうしようか。
ねえどうしようか。

こんなにも空気が美味しいのに
なぜに眠たくなるの。

おうい、そこの物好きな誰か。
私の目覚まし時計に
なってくれないかい。
ねえ、誰かおくれよう。




2017/03/21

長椅子の四人



ええそうですよ。
とにかくあちらをご覧なさい。
地下鉄の改札の近くに長椅子がありましょう。
そこにほら、四人の男女が座っているでしょう。
あなたはそれを右から順番に見てみるといいでしょう。

一人目の女性は、誰かを助けるつもりでいながら
隣にいる人と目も合わせずに下を向いて
次はどこへ行こうだとか、何を食べようだとか
そんなことを考えておいででしょう。

二人目の女性は、生活や人間関係や仕事には
何の不満もない様子でござましょう。
だけどもほら、あなたはご覧なさい。
彼女の視線は一つに定まっておらず
あちらへこちらへと首を振っていますでしょう。

三人目の男性は、身だしなみも清潔で爽やかで
声もたくましく、それでいて優しげでしょう。
あなたはそんな彼の笑った顔をご覧なさい。
その笑顔の先にあなたはいないでしょう。

そして最後の人は、とても姿勢良く座っておいででしょう。
どこか一点をじーっと見つめていますでしょう。
いかにも立派な様子に見えるでしょう。
しかしあの方はもうすでに絶命しておいででしょう。
あの方は誰を助けることも
何かを欲しがることも
自分に満足をもたらすことも
誰かを笑顔で欺くことも
そういうようなことはできなかったのでしょう。
だからああして生きたふりするしかないのでしょう。

あなたはご覧になったでしょう。
四人とも決して改札をくぐりはしないご様子を。

2017/03/20

無題





浮遊する 群星はまるで 殺し屋で 一塊となりて 我は震えり




ポクラのブラックホール



ポクラに今必要なものは
木目のような河流です。

ポクラの栄養分は
湿地帯の紅珊瑚です。

ありきたりなものを
忘れてゆくのが好きなポクラは
どこまでゆこうとも結局は
抹茶風味のどら焼きアイスなのです。
それは電子レンジ不可なのです。

ポクラがこれからも不変であるならば
ポクラにだんだんと近づいてくる
あのブラックホールに飲み込まれるしかないのです。






2017/03/19

夏風のデザイン



遠くの方でいくつかの灯火がね
きらきらと色づきながら
もの憂げに閃いているんだ。
ぼくはいつもその道をあるいているから
この景色は見慣れているはずなんだけど
なぜだかその度に新しくて
その度に懐かしく思えてくるんだ。
その光は
ぼくの目の前に立ち並んでいる枝木の
美しい造形によって遮られている。
でもね
これがあるおかげで向こうの光は
ぼくが前に進むにあわせて
ちらちらと乱反射するように点滅してくれるんだ。

そして地面を見てみると
いまやそれはアスファルトの
名前の無い道ではないんだからね。
この湿った風は本当に素晴らしいデザイナーだよ
この道のあちこちには余すところなく
無数の木の葉や花びらが
ぴたりと張付いているだろう。
ぼくはね、この道を踏みしめれば
今まで沈んでいた重たい気分なんかも
きれいに拭い去ってもらえるんだよ
ここを踏みしめれば踏みしめるほど
ぼくはこの道の甘酸っぱさや淡い苦さなんかを
口の中いっぱいに楽しむことが出来るんだよ
それもこれもこれらの木の葉や花びらが
こうやって横たわってくれているおかげでね
ほんとに最高のデザイナーなんだよ。






2017/03/18

無題




ひたむきに 孤独と向き合う 人すらも 笑い話に される虚しさ




無題




今日もまた 濁った川の 上をゆく 悪文のように 肩を揺らして




無題





楢の葉や 時の嘲風に 斃れたり 雪のこだまの 声麗しくとも




虚空の中



蹴り飛ばした
彼らの幸福には
ひたむきな今日が
埋まっておりました

ひれ伏した
彼らの町にも
燦然と星が
昇っておりました

わたくしはこの橋の
古ぼけた未来に手をかけて
いまにも狂ってしまいそうでした

彼らの一日に
わたくしの百年は
とても追いつけそうには
ございません

蹴り飛ばした
彼らの顔には
消えそうにない微笑みが
埋まっておりました






2017/03/17

待ちこがれていたわたくしたちは



待ちこがれていたわたくしたちは
冬の改札をくぐります
色とりどりの鼓動を鳴らして
ぎこちなく
はにかむような足取りで
かなしいような、うれしいような
おもいおもいの
旅立ちです

それは残酷なほどに透明で
夢みるだけでは掴めません

流れる河に咲く花も
遠い宇宙に吹く風も
わたくしの単調な片思いには
姿をあらわしてもくれません

みんながみんな
のっぺらぼうで
みんながみんな
かげをまたいで
みんながみんな
ふりむきもせず
わたしくしという名の停車場を
急いで出発するのでしょうか?

待ちこがれていたわたくしたちは
春の列車に飛び乗ります
まっしろな線路をごとごと踏みしめ
切符の匂いに
涙もこぼれて
かなしいような、うれしいような
おもいおもいの
旅立ちです





2017/03/16

超新星爆発



日射しを浴びるのも忘れて
風に吹かれるのも忘れて
花の匂いも忘れて
人の名前も忘れて

わたくしは100円で買われる
ストラップのように無表情で
たった壁一枚を隔てただけの
向こう側の世界についてすら
なにも分からず沈黙したまま
壊れやすい操り人形としての
有限なタイムラインの残滓を
これからも守り抜くことなど
到底できそうにございません。

燃えるような太陽を浴びれば
溢れんばかりの希望を見いだし
海底にさえ渦巻く風に吹かれては
途方もない営みに胸を躍らせ
密やかに充満する花の匂いには
頬の溶けるような恍惚を感じ
人々の名前を呼び合っては
迷いなく生きていけるような
そんなあきれるほどに
鮮やかな、感動的な、爆発的な
そういうわたくしが
もうじきやってくるのです。

でなければ
わたくしの胸の底に巻き起こる
この神秘的な、あまりに神秘的な超新星爆発は
起こるはずがなかったのですから。





2017/03/15

先カンブリア合唱隊




大気圏に咲きそよぐ
カンラン石の海風でした

先カンブリア合唱隊は
孤児の奏でるコスモスです

あの民族は
大人たちにとって
きっと摩訶不思議の国なのです

彼らにしか見えない空き地には
彼らにしか見えない木が育ち
彼らにしか見えない雨が降っては
ぐんぐん彼らと大きくなって
彼らにしか見えないいきものと遊んで
透き通った泥を食べては
すいすい滑ってゆきました

綿毛を飛ばせ
遠くまで
連峰のむこう
遠くまで
国境越えて
遠くまで
日が沈む場所に
なにがある
もう大人には
見えないものか
君たちにしか
見えないものか
もしくはだれにも
見えないものか

とどまるなかれ
そむくなかれ
にごるなかれ
なげだすなかれ

見えないものを
そのままに
見えないままに
するなかれ
先カンブリア合唱隊を
聴かずに眠りにつくなかれ