我が青春の
最後のページは
がたがた揺れる
椅子でした
わたしっきりの廊下を渡り
わたしっきりの階段を下り
わたしっきりの下駄箱に着き
くたびれた靴を履きました
誰と別れることもなく
誰が見送ることもなく
誰かと笑うこともなく
三月の風と目もあわせないで
がらんとしたバスに乗りました
椅子はがたがた音をたてて
わたしの青春みたいに
がたがた震えておりました
18のわたしは
口をつぐんで
今日のわたしに
黙ったまんまで
背中を向けては
遠いどこかで
がたがた震えて
歩いております。
わたしはわたしを
探しています
18のわたしを
探しています
カナシイカイ
クルシイカイ
ウレシイカイ
タノシイカイ
ゲンキデネ
アリガトネ
サヨウナラ
ワタクシヨ
我が青春の
最後のページに
せめてそんな言葉を
書き加えるために
18のわたしを
探しています