2017/02/12

ただはつらつと生きましょう



春のそら
ひとそれぞれに
花が咲き


夏の夜と
雨のしずくは
胸を打ち


秋風が
からりと鳴けば
月が満ち


遠くまで
白 いっぱいの
のみち


はつらつと
ただ はつらつと
生きましょう

帰り道




帰 り 道 。

ちいさな ちいさな

犬と一緒に

散歩する人が

ぼくよりも

前を
歩いている。

速いのは、ぼくのほうだ。


もう 追いつき


追 い 抜 い て し ま っ た 。

ちいさな

犬が。

ぼくのことを


追いかけてくる。


とてもちいさな

とても健気な

歩幅で。




今日は

そのときと
全く同じ道で

家に帰った。


もう、、、





追いかけてはこないのか





あのときの

ちいさな犬は。


このコンビニの





、、、交差点でさ。


遠大なる、M・S氏に捧ぐ。



深淵な知恵をもち

人情ぶかくして

鑑の如き意志を有し

しかも柔和にしてあたたかな心をもつ

我らを育みし種族よ。

自分はあなたたちの背中を眺めてきた。

若葉は萌ゆる。

遠大なる、M・S氏に捧ぐ。


朝の情景



外を見る
風は南西から吹いている
雲に覆われていて、雲がうなっている
電線がふるえている
街灯が一つ一つ消えてゆく
色が変わってきた、つつじのよう、綺麗な石の断面のよう
雲が裂けて層になっている隙間に色が入り込んでゆく
からすが鳴いている
色が変わってきた、少し目がまぶしいがまだ見えていない
窓には水滴が付いている
すずめが鳴く、電線が揺れる
むこうの屋根越しに見えていたのはやはり峰であった
とても雄大に見える
枝木の隙間から溢れる色はもう燃えている
雲に放射している
電線がふるえる
雲はむらさきかピンクか、とても幻想的だ
光は燃え、南北を貫きはじめた
雲さえ雄大な峯のようだ、眩しい
とてつもなくきらめいている宝石、直視できないほど!
部屋がむらさき色に染まる
光の筋が無数に眼を貫いてゆく
残像がせわしなくちらつく
水滴の一粒一粒は輝いている、さっきよりも
部屋の中に自分の影が生まれる

朝起きて、誰が西の空を見るだろうか?
光は今、西の空を突き刺しているというのに!

太陽は今、地上と雲と、この部屋の中に溢れている
すずめ、からす、そしてふるえつづける電線
街灯はもう全て消えた。