2017/06/22

無題






雨蜜柑 フルーツの唄 聴こえてる 遠くの鐘が 耳を濡らした 






きいろいお花さん



ぼくはこれしかもっていないけど
さあ食べて。
きっとあまくておいしいよ。
ついさっき焼いたばっかりだから
まだほんのりあったかいし。
きいろいお花さん。
ほらやわらかいパンケーキ。
こんなにたくさんあるからさ
のこったらあの自転車さんにもあげてね。
もううごけなくなってるらしいから。
きっと誰かに乱暴されたんだな。
それともバチが当たったのかな。
きのうのあめに裁かれたんだろうか。
とにかくあわれんであげないと
もうじき地面がわれて落ちてしまうよ。
あっついぞ溶けちゃうぞいたいんだぞ。
ぼくの友だちも落ちちゃったんだ。
かわいそうだったなぁ。
ぼくはただ見てただけ。
だけど君は風にゆれていたね。
うわーってゆれていたね。
海みたいに波うっていたよ。
君には目がないもんだから
わからなかったと思うけど。
すこし苦いあじがしたんだ。
でも石油のあじじゃないよ。
もっとなつかしいあじだった。
だからあたまの中が青くなったんだよ。
走ったら地球が見えたんだ。
飛行機がたくさん飛んでいてね
えんとつのけむりがモコモコしててね。
たくさんなにかがたおれててね。
みんなパンケーキ食べたそうにしてたんだよ。
つくりすぎたからあげてこよう。
さようなら、きいろいお花さん。
ぼくはもういってくるからね、じゃあね。