2017/02/05

物質としての郷愁 - physical nostalgia -




羽をつけた盲目の君が
暗闇から光へと飛び立つ

その瞬間を 見た!

その日の世界を すべて
さらってゆくような香り

花のささやき 雪の蜜
頬の中で溶けてゆくような

吐息。うつろい。鼓動。

  やがて、惜別!

硝子のページは
もう、褪せることがない。
規律正しく、聡明な
 ”  .  ” の中に
拡張してゆくばかり

H2O
色彩、
αとβの音、

羽をつけた盲目の君が
暗闇から光へと飛び立つ

その瞬間を 見た!