北から南へ吹く風は
枝にまるまる雪たちの
背中に”ふゆぅ”と息を吐く。
電信柱の五線から
奏でられてく鳥たちと
白い音符はこの国の
手のひらの上に降り注ぐ。
”しんしん、しん、しん
しん、しん、しん”
”しんしん、しん、しん
しん、しん、しん”
”しんしん、しん、しん
しん、しん、しん”
しん、
しん、
しん、
しん。