POET-H3PO4 ~化合物の詩~
自作詩を坦坦と味気なく投稿していきます。新しい詩の形を求めて試行錯誤の日々の足跡。
2017/04/12
仮説 [ア]
幾万という言葉が雪崩のようになって
ある有機体の神経を震わせたならば
その有機体の必要性がまるで隠滅せられる。
生身の、純然な、あやふやでない有機体は
この視界から消え、実体さえ危うくなる。
どこに存在するのかを暴こうとしても
その存在はすでにどこかにあるものではなくて
なかったものが元々あったかのように
脆弱で不透明で不安定で場当たり的な土台の上に
さも誠実で真実らしい顔を無理やり整えられた状態で
意地悪さや不本意の契約書にも無抵抗なまま
「存在」という名前で台帳に書き上げられる。
暴くのではなくて、工作される。
計られている。
居なければならない場所が錯覚される。
”なくてはならないもの”が企画され共有させられる。
誇張を比べ合う。
事実や尤もらしさを比べ合う。
ひれ伏す行為さえ品評され、売られ捨てられ遊ばれる。
嘆くことも喜ぶことも窃盗も憐れみも散漫な愛に換えられる。
合理性のみが正しいように思われる。
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吹雪にさよなら
つめたい音 の 降った なら この世の中 には あり、余る。 あついお湯 とか ミルク とか あげる、や 欲しい、も あり、余る。 いなくなったり まだいた り。 「それは雪。 これはわたし。」 いまはどちらも いりません。
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