POET-H3PO4 ~化合物の詩~
自作詩を坦坦と味気なく投稿していきます。新しい詩の形を求めて試行錯誤の日々の足跡。
2017/02/28
幻の海
つやつやな碧空の頬は
相変わらず
投影によって
夜になる。
無色を超える憐れみと
分かりあうこともなく
波濤に夢を
託すのだ。
きっと
飛行機雲めがけて
絵画の中の少女のように
昇っては落ち
落ちては昇りを
繰り返す。
運び込まれるうたをつないで
爪の中につくった
恋の色あいは
洗っても洗っても
消えることはない。
愛おしいまぼろしの眠りのなか
虚ろな綿髪と
罪深いやわらかさを重ねる。
求める者も
波の連なりとなって
消えては現れ
現れては消え
光の糸を紡いでは
ほの薄紅の
誓いのぬくもりを聴く。
心臓のように
硝子はひびわれて
目覚めの幕が
ちりばめられる
血潮の破片は
水平線のむこう。
0 件のコメント:
コメントを投稿
次の投稿
前の投稿
ホーム
登録:
コメントの投稿 (Atom)
吹雪にさよなら
つめたい音 の 降った なら この世の中 には あり、余る。 あついお湯 とか ミルク とか あげる、や 欲しい、も あり、余る。 いなくなったり まだいた り。 「それは雪。 これはわたし。」 いまはどちらも いりません。
0 件のコメント:
コメントを投稿