2017/04/07

花火




こんな季節に花火が上がっていた。

なんて綺麗なんだろうと思った。
あ、うん寒かった。でも。
だって今は4月だからね。
ここは北半球だよ。
ここは寒帯だよ。

一つ一つきっちり浮かんでいた。
冷たそうだった。
木の影が投射されてた。
ここは風が強いね。
でも南風なんだってね、これでも。

参ったなぁ。
とにかく寒いんだから。
誰もいやしないんだ、他に。
なんて車が多いんだろう。
でも誰も見ていない。

夜中だし、道も暗くて。
怖がるだろうね。
歩いていらんないだろうね。
早く帰りたくなるだろうね。
そんな風には思わなかったなぁ。

誰か向こうから来ないかって。
むしろそう思っていたよ。
でも星だけだったね。
この黒板を眺めているのは。
一緒に花火を。

いつまで続くんだろうなぁ。
この川は。
この道は。
こんなのヒカリじゃないさ。
こんな花火。
冷たく散ってしまえ。

散らない花火もあるもんだ。
かわいそうなのはどっちだい。
言葉が失われてゆく。
暗く流れて流れるさ。
どこかに合流するんだろうさ。
置いてゆかないでおくれよ。
あれ、雨だ。










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