なにかの前兆のように
不死鳥のレラエカチが
つんざざぁつんざざぁ
ふうりりんと
永久凍土から飛来して
風を吹かせてくれました
青いつららも雪融けて
ぽたぽた落ちる流動体を
湿った上昇気流に変えて
不死鳥のレラエカチは
下界に花を咲かせました
新しい顔を無理してつくった
前のめりのわたしくを
一寸先からなだめるように
頭からつま先まで
まっすぐ立たせてもくれました
もしもわたくしが
夕暮れのようにうつむいて
ヌペハッタラに迷い込んでも
綺麗な星空を見上げたならば
不死鳥のレラエカチが
つんざざぁつんざざぁと
彗星が流れては消えてゆくように
永久凍土から飛来して
きっとわたくしの乱れた呼吸も
ふうりりんと
花たちがぱっと咲き乱れるように
いとも容易く蘇るのです
そしていにしえの手紙を
ゆっくり紐解いてゆくように
わたしはひざを抱えて
不死鳥のレラエカチに
ひれ伏すしかないのでしょう
倒れそうになったら
大地に花を咲かせる
不死鳥のレラエカチ
つんざざぁつんざざぁ
ふうりりん
つんざざぁつんざざぁ
ふうりりん
永久凍土から飛来して
彗星のように風を吹かせる
不死鳥のレラエカチ
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