2017/03/04

星屑の朝



巨大で、奇怪な
そしてそれだけに
ひときわ孤独な鋸雲の分厚い帯を
太陽が時間をかけてくぐり抜けた。
一切が変色していたのだ、鮮やかなほど。
さっきまでの燃えるような
円熟した針状光粒子ではなく
新たに生まれた星のように若々しく閃いていた。
まぶしさがやさしく瞳を冒す。
いつものように、影が生まれた。




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