2017/02/16

自問自答




「お前のことなんていつでも殺せる」

ぼくはお前の言うことは正しいと思う。
しかしぼくはお前にこういうだろう。

「お前のこともいつでも殺せる」と。

The man said,
「サヨナラ」ダケガ人生ダ 。

ぼくはお前に鞭打たれたくはない。
お前のことを、鞭打ちたくもない。

人生には当然
嵐がつきものだ。
しかし人生には
ため息のでるような美しい空も
つきものなのだ。

友よ、その剣を置いておくれ。
怒りを、憎しみを、置いておくれ。

ぼくはお前なのだ。
そしてお前はぼくなのだ。
ぼくを殺せば、お前も死ぬのだ。
そして、お前を殺せばぼくも死ぬのだ。

Look there!
運命を奪われ、海へと飛び込んでいった彼らを!
自問自答さえできずに、殺されてしまった彼らを!

お前は詠うのだ、彼らのために。
ぼくも詠うのだ、彼らのために。
神になんてなれなかった彼らのために。

偽りの果実ならいらない。
たとえそれがどんなに煌々と燃えていようとも。

ぼくらふたりは、純朴な野菊でいいのだ。
お前もぼくも、純朴な野菊でいいのだ。
だから、殺し合うのはもうやめよう。


0 件のコメント:

コメントを投稿